ライム
学名:Citrus aurantifolia
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法 / 水蒸気蒸留法
ノート : トツプ
◇ 歴史
ライムはアジア原産の木ですが現在では温帯の多くの国(特にイタリア、西インド諸島、
南米、北米)で栽培されています。アジアからムーア人がヨーロッパに持ち込み、その後
16世紀頃にスペインとポルトガルの探検家がアメリカ大陸に伝えたと言われています。
ライムを運ぶ船の乗組員たちは壊血病を予防するために、ライムに豊富に含まれるビタ
ミンCを摂取したといわれています。コーラやジンジャーエールなど飲料品の香りづけに
も使われるほか、香水産業でも広く使われています。
◇ 注意
光毒性(肌についた状態で紫外線に当たると皮膚にダメージを与えシミのもとになる)が
ある為、肌に使用する場合2%以下の濃度で使用するか12時間は強い日光に直接当たるのを
避けてください。敏感肌の方は刺激を感じることもあるので注意が必要です。
◇ 効能
ライムの鋭くて苦みのある甘い香りは心に活力を与えてくれます。
レモン同様に殺菌目的に重要な精油のひとつです。
*心に対するはたらき
感情が鈍っているなと感じる時や不安なことが目の前にある時、心を刺激し活気づけてく
れます。疲れた心をリフレッシュさせ、明るく持ち上げてくれます。
*体に対するはたらき
大半の柑橘類の精油がそうであるように、ライムの精油は食欲を刺激し消化液の分泌を促
す働きがあるので食欲が湧かない時にする芳香浴はとても効果的です。
殺菌、消毒作用や解熱効果があるので喉の痛みや咳など風邪の諸症状がある時の芳香浴も
おすすめですし、免疫系の強壮剤にもなるので風邪のひき終わりなど病気をした後にライ
ムを使うとエネルギーを取り戻す助けになります。
同じ柑橘でもレモンやオレンジより強い芳香を放つライムは苦みも合わせて少し大人っぽ
い香りのブレンドにしたい時にはとてもおすすめです。
特にローズやイランイランなど花から抽出される精油にブレンドするとフレッシュなライ
ムの中で華やかさが引き立ちます。フランキンセンスやシダーウッドと合わせるとユニ
セックスの香水のような香りができます。
◇ おすすめのブレンド
柑橘系 ローズ イランイラン ゼラニウム
フランキンセンス サンダルウッド シダーウッド
パルマローザ ジュニパーベリー
ライム3 ジュニパーベリー2 ゼラニウム1
*自分を魅力的に見せたいとびきりの日に
ライム3 ローズ1 ベルガモット3
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